キーホルダーレポート


アドアーズ株式会社の全株式譲渡

当社は、2017年10月1日付けをもって、会社分割を実施し、これまでのアドアーズ株式会社は上場を維持したまま、「株式会社KeyHolder」に商号を変更し、持株会社体制に移行いたしました。そして、100%子会社として設立していた「アドアーズ分割準備株式会社」が、アドアーズ株式会社の商号ならびに、総合エンターテインメント事業における店舗運営部門を承継し、運営を行ってまいりました。

そのような折、組織変更間もない10月頃、「楽市楽座」ブランドの店名でアミューズメント施設運営事業を展開する株式会社ワイドレジャーよりアドアーズ株式の譲渡につき打診をいただいたことから、アドアーズ株式譲渡の検討を開始いたしました。

当社は持株会社体制に移行した段階においてはアドアーズの株式譲渡は想定しておりませんでしたが、様々な観点から検討を重ねた結果、下表のとおり主に3つのポイントにおいて、この度の株式譲渡の意義を見出し、株式譲渡を決定しております。

POINT

① アドアーズにとって、シュリンク傾向にあるアミューズメント施設運営業界においても好調なワイドレジャー社の一員となることで、より積極的且つ自由度の高い事業活動を期待できることから、長期的にアドアーズ及びアドアーズの従業員にとってプラスに働くこと。

② 当社グループとして納得できる価額での提示があり、アドアーズ株式の譲渡はグループの経営資源の有効活用につながり、ひいてはステークホルダーの皆様にとって利益最大化を追求できる可能性が大きいこと。

③ 潤沢な手元資金の取得により、持株会社としてさらなるM&Aなどの積極的な展開が可能になると判断したこと

今後の展望

2018年3月30日付け「新宿アルタ店の定期建物賃貸借契約締結に関するお知らせ」及び、2018年4月9日付け「子会社設立に関するお知らせ」で開示いたしましたとおり、100%子会社である「株式会社KeyStudio」を設立し、国民的人気番組の放送スタジオとして全国的に知名度のある、新宿アルタにおいて「ライブ・エンターテインメント」と銘打ち、様々なアーティストやアイドル・パフォーマーなどに対して、ライブ・イベント向けの施設「KeyStudio※」を提供する運営を開始しております。同施設は、6月9日(土)よりプレオープンしており、7月1日(日)(予定)のグランドオープンに向け、運営面の細部の確認を残すのみとなっております。また、この「ライブ・エンターテインメント事業」におきましては、アーティストやアイドルなどのIPに係るライブコンテンツの提供のみならず、将来的にはこれらIPの育成ビジネスにも着手することで、新たな事業展開による収益の確立を目指してまいります。

さらに、2018年4月13日付け「子会社設立に関するお知らせ」及び、2018年5月24日付け「連結子会社(株式会社KeyProduction)による吸収分割契約の締結に関するお知らせ」のとおり、100%子会社である「株式会社KeyProduction」を設立し、テレビ業界の最前線で活躍するスタッフを抱え、ドキュメンタリーやスポーツのほか、バラエティ番組等、幅広い番組制作の実績を有している株式会社BIGFACEが運営するテレビ制作部門を、7月1日付けの効力発生日をもって承継することにつき、契約を締結しております。

これまでに培った演出力や予算管理のノウハウを活かし、企業のCMなど広告向けの映像制作にも進出するなど、当社が開始したライブ・エンターテインメント事業との親和性も高いことから、今後の事業基盤の構築に向けて取り組みを強化してまいります。

2018年5月31日時点

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