キーホルダーレポート


上期実績について

総合エンターテインメント事業のライブ・エンターテインメント部門においては、当社の特別顧問である秋元康プロデュースの劇団「4ドル50セント」による週末定期公演や、若者向けの最新コンテンツとして、キングレコードが仕掛ける人気声優陣によるラップバトル「ヒプノシスマイク」、そして、メジャーアーティストだけではなく、これからの新人アーティストを発掘、育成する劇場主導型イベント「UTAGE」などの幅広いジャンルの公演を行いました。また、テレビ番組制作部門におきましては、人気バラエティ番組の他、人気アーティストのコンサート映像、又はDVDなど幅広い映像制作に携わりました。結果、総合エンターテインメント事業の業績は、売上収益547百万円、セグメント利益3百万円となりました。

不動産事業におきましては、不動産分譲部門において、営業拠点の拡大により取扱い件数は増加しているものの、上期中に発生した台風や地震などの影響により、一部の引渡しがずれ込むなど、売上収益の面で減少要因となりました。不動産賃貸部門におきましては、安定した賃料収入などの計上により、堅調に推移いたしました。結果、不動産事業の業績は、売上収益2,593百万円、セグメント利益63百万円となりました。

商業施設建築事業におきましては、引き続き得意とする設計案件を積極的に獲得できたほか、海外の飲食大手などからの設計・デザイン案件や大型案件の工事売上が計上でき順調に進捗したことにより、好調に推移いたしました。結果、商業施設建築事業の業績は、売上収益1,479百万円、セグメント利益58百万円となりました。

以上の結果、2019年3月期連結会計年度における第2四半期までの業績は、ライブ・エンターテインメント部門及びテレビ番組制作部門を7月から本格的に開始したほか、商業施設建築事業が好調に推移したことが寄与し、売上収益4,620百万円となったものの、新規事業などに対する投資及び販管費等の増加により営業損失108百万円、親会社の所有者に帰属する四半期損失143百万円となりました。

 

11月13日付け開示について

当社では、前述のとおり、株式会社KeyStudioによるライブ・エンターテインメント劇場の開設と運営ならびに、株式会社KeyProductionによるテレビ番組制作を展開するほか、アーティストやタレントの育成、マネジメントなどの企画・開発・制作事業を行う合弁会社「株式会社FA Project」を設立するなど、様々な取り組みを進めておりますが、これに続く施策として、直近で次の2点につき開示を行っております。
 

「株式会社AKSよりSKE48事業の承継に向けた基本合意書の締結ならびに
新規事業開始の検討に関するお知らせ」

当社ではAKB48やSKE48などの国民的アイドルグループの運営・管理を行うAKSとの接点を持ち、同社との事業リレーションの可能性と、今後の相互の発展につき検討を進めており、今回のご案内をさせていただく事となりました。同社が運営・管理するグループのうち、所属メンバー個々の人気やグループとしての印象と知名度、そしてこれまでの活動実績及び収益性など様々な観点から、当社グループにおける総合エンターテインメント事業の収益の拡大に寄与するものとして期待できるとの考えから、SKE48事業を承継することに関する基本合意書を締結しております。

今後は、同事業の当社グループへの承継におけるSKE48事業の商標権等の知的財産権及び運営・管理に係る人員等の具体的な内容や規模及び時期、ならびにスキーム等につきましては、引き続き両社協議のうえで決定する予定です。新情報などにつきましては、改めて当社HPなどでご案内させていただきます。

 

「新たな事業(カラーコンタクトレンズ事業)の開始に関するお知らせ」

また、株式会社FA Projectにおける新規事業として、カラーコンタクトレンズ事業(以下「カラコン」)の開始につきましても開示いたしました。現在のカラコン市場におきましては、医療用レンズメーカーも参入するなど品質が向上しており、著名なタレントやモデルが軒並みイメージキャラクターとして起用されることで、使用年齢が10代から20代半ばまでの若年層から30代にまで拡大するなど、幅広い層からの支持によって市場が形成されており、その規模は堅調に拡大しております。

こうした背景の中、まずはFA Projectにおいて大手広告代理店及び、数々の広告賞受賞歴を有するクリエーターや、大物アーティストの元マネージャーなど、業界に精通したメンバーで構成されたプロジェクトチームを立ち上げ、商品企画、広告、起用タレントの検討・選定などを行ない、来春に予定する当該事業の本格的な稼働及び販売開始時期に向けて準備を進めてまいります。

当社グループは現在、大きな変革の時を迎えており、当社グループが目指す新たな「エンターテインメント」の創出に向けて、引き続き積極的なM&Aの実施による機動的な事業再編や経営資源の最適配分を推し進め、企業価値の向上に努めつつ、様々な“豊かさを創造”する魅力的な企業集団に成長させるべく取り組んでまいりますので、引き続きご支援を賜りたいと思います。

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